介護福祉士の給料や平均年収【給与明細を大公開】

介護福祉士は介護の資格の中で唯一の『国家資格』になりますが、年収で見るとそこまで高くはありません。

むしろ『給料安い』『不満がある』という声もよく耳にします。

給料や年収というのは事業所、年齢、役職、住んでいる地域によっても変わりますが、介護福祉士はどのくらいの給料を貰っているのでしょうか?

気になる介護福祉士の給料や年収について調査しました。
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介護福祉士の給料や年収はいくら?

一般的に介護福祉士の給料にはかなりばらつきがあり、実際に求人を見ても18.5万~とか16.5万~、管理職で27.5万~など、管理職になればそこそこ貰えますが、全体から見るとそこまで年収の高い部類ではありません。

年収換算すると大体250万~400万ほどになります。

・福祉施設介護員の平均年収が『約300万』
・ホームヘルパーの平均年収が『約290万』
・ケアマネの平均年収が『約360万』
・介護福祉士の平均年収は『340万』くらいが相場になります。

男性の介護福祉士の場合は平均よりも1割ほど高くなり、女性の介護福祉士の方は1割ほど少ない金額になります。

ですが、これはあくまで平均なので、年齢が若ければ更に低くなるでしょうし、逆に年配の管理者などの場合はこれを大きく上回る400万円、500万円の年収になることが予想されます。

特養勤務・勤続4年目の介護福祉士の給料の実態

特別養護老人ホームに勤務する4年目の介護福祉士の月収・賞与の実態です。

「月収」
2月給料 (1)

総支給額は193,300円で、手取りになると150,150円です。介護福祉士の資格を取得した時に一時金として20,000円受け取りましたが、私の勤めている介護施設では資格手当は出ません。

「賞与(ボーナス)」
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賞与総支給額は153,300円。夏と冬で合計で2カ月分のボーナスが出ます。この賞与支給明細書は冬のボーナスで、夏も同じ金額が出ます。

年収換算すると、賞与込みで『262万円』ほどになります。

地方住まいなのでこの年収でも生活できますが、正直な話をすると年収300万円以上は欲しいのが本音です。私の場合は勤続年数がまだ短く給料は少ないですが、先輩職員でも年収400万円以上貰っている人が少ないので、うちの施設自体がけっこう給料安いんでしょうね。
介護福祉士として総支給が20万円にも満たない職場で働いていて、給料が上がる見込みがほとんどない。

給料・年収を上げたいなら『待遇の良い介護施設に転職する』ことが、今の問題を1番簡単に解決できる選択肢です。

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経験年数や役職で年収400万、500万円以上も

勤続年数が少ないと介護福祉士という国家資格をお持ちでも給料はそこまで高くはありません。

ですが、どの事業所も毎年昇給があるので、初任給は十数万円だったとしても、年々右肩上がりに上昇していきますし、リーダーやサービス提供責任者などの役職が付けば、役職手当もつくので、働き始めは給料は少なくても基本給や手当は年々増えていきます。

それに加えて夜勤を月に4回~8回、残業を月に20時間~30時間していけば、月収で30万円~40万円になる介護施設も多数あります。

主任サ責などの役職が付くと、残業代が出ないようになるから責任ある立場を避ける職員もいますが、基本的にはその分給料も上がるので、年収は平の職員よりもかなり高くなる傾向にあります。

勤続年数が10年を超え、30代~40代で責任あるポジションに就けば介護福祉士でも年収400万円~600万円位は十分狙える位置にあるでしょう。

 

勤務先で給料や年収がかなり変わってくる

ただ、どんなに勤続年数が増えても、給料が上がっていかない、ほとんど昇給しない施設もごまんとあります。

お勤めの介護施設、事業者の違いで貰える給料・年収というのは大幅に変わるのです。

特に変わってくるのが母体である介護事業者による給料の違いです。

例えば、 株式会社ニチイ学館の平均年収は約339万なのに対し、株式会社ツクイの平均年収は約405万になります。

どちらも大手の介護サービス事業者には変わりませんが、企業ごとに介護職員の給料・年収に差があるのです。

 

介護サービス上場企業一覧~平均年収・平均年齢・勤続年数~

介護サービスを展開している上場企業の平均年収などのデータをご紹介させていただきます。

企業名平均年収平均年齢平均勤続年数
(株)ベネッセホールディングス942.4万円43.3歳12.6年
シップヘルスケアホールディングス(株)623.9万円41.4歳6.2年
セコム(株)596.4万円42.1歳15.6年
ヒューマンホールディングス(株)572.7万円42.5歳8.6年
セントケア・ホールディング(株)494.6万円39.6歳10.02年
(株)ウチヤマホールディングス446.6万円41.9歳7.5年
(株)N・フィールド418.0万円40.9歳1.1年
(株)ツクイ403.9万円41.8歳5.9年
(株)ユニマット リタイアメント・コミュニティ387.9万円40.8歳5.4年
(株)ケア21400.1万円43.4歳3.4年
(株)ケアサービス3941.5万円37.7歳5.0年
(株)シダー387.2万円42.5歳5.5年
(株)チャーム・ケア・コーポレーション386.0万円37.6歳2.3年
ロングライフHD(株)371.0万円31.8歳3.0年
SOMPOケアメッセージ(株)373.8万円38.7歳4.4年
(株)やまねメディカル350.1万円50.9歳2.1年
(株)ニチイ学館341.0万円43.7歳8.9年
(株)光ハイツ・ヴェラス320.2万円49.7歳5.1年
※介護事業だけではなく、企業全体の平均データになります。

ベネッセHDやセコム等、介護以外の事業を展開されている企業も多数あるので、介護事業のみの平均年収を算出することや、正規職員のみの年収データのみを算出するのは困難ですが、一般的な福祉職員の平均年収が300万円前後に対して、上場企業の平均年収はかなり高い傾向にあるので、介護職でより高い給料が貰える施設で働きたいと考えているなら、まずは上場企業の求人からチェックしておくのが賢明でしょう。

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介護福祉士が給料を上げるには?

094046企業ごと、事業所ごとに給料、年収が違うということは、裏を返せば転職をすれば給料が上がるチャンスがあるということでもあります。

介護の現場を見ていると、給料のことで悩まれて将来に不安を感じ、辞めていく人というのはものすごく多いです。

特に男性の場合は妻やこどもを養っていかなければいけませんし、貰っている給料が少なければ、不安に感じる人もいるのが当たり前ですよね。

だって、年収が300万にも満たなければ、家族全員が生活するのはかなりきついですし、そんな状態では常にお金や将来への不安が尽きませんからね。

国家資格である介護福祉士資格を取ったのに年収は250万円(月収20万円にも満たないくらい)では働く意欲さえ湧かないのです。

同じ職場で働く上司が400万、500万と貰っているのを目の当たりにしていれば、やる気も出るかもしれませんが、50歳の上司も自分の年収とそこまで変わらなければ、「何十年か先の自分はこんな風になってしまうのだろうか!?」と不安に感じていまいますからね。

ですが、介護福祉士という資格をお持ちであるなら、待遇の良い介護施設に転職し、職場を変えれば、給料の悩みは解決しやすいです。

幸い介護職というのは求人が豊富にあります。

未経験ならそこまで高い給料というのは望めませんが、あなたが介護福祉士という資格をお持ちなら、待遇の良い環境に転職するというのはそう難しいことではありません。

給料・年収を上げたい!待遇を良くしたい!と強く思うなら行動しましょう。

現状を変えていくには一歩踏み出す勇気と少しの行動が必要です。

当サイト登録数NO1はスマイルサポート介護です。介護福祉士としてよりよい環境を求めているなら転職することも考えましょう。

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